↓画像が見られない方はこちら↓ 主人公―――朝岡新(あさおかあらた)は今、一つ屋根の下に三人で暮らして居る。 女好きで、気に入った女にはすぐに手を出す大嫌いな父。 女好きで、女性関係にだらしなく好き勝手に生きる大嫌いな兄。 真面目で、一人の女性を大事にしようと誓っている新。 男だけの三人家族。 新は家族を嫌っており、また本妻の子ではなく、妾腹の子であり 家族の中で唯一誠実な人柄である新もまた父と兄に嫌われていた。 家にいることが苦痛でしかたなく、誰のことも信用出来なかった。 彼女―――陽ノ下心春(ひのもとこはる)に出会うまでは。 何事にも一生懸命で、笑顔を絶やさず、常に他人のために行動する 彼女と出会い、新は心春と付き合い始める。 暖かくて、一緒にいると気持ちいい、日溜まりみたいな女の子。 大好きな恋人と過ごす、幸せな時間を守りたい。 いつかは家を出て、この可愛い恋人と一緒に暮らそうと考えていた。 お金が無く、狭い家でも、心春さえ居てくれれば自分は幸せだと信じて。 自分がずっと欲していた温かい家庭を、心春となら作れると思っていた。 ふとした事から朝岡家でしばらくの間、心春が一緒に暮らす――― なんてことになるまでは。